December 06, 2019

住んでいた

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かつてすんでいたアパートメントハウス。
エアコンもエレベーターもオートロックもコインランドリーもすべて子供にとってはじめての体験。
もちろん母親もだ。慣れるのに大変だったろうと今思う。
この家はほぼ半世紀前には比較的新しい建物だった。
周囲に比べて重厚感が少ないのは子ども心にも気になった。新しいのがうれしいのか、古い建物がうれしいのか。

だって、向かいの建物は
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いまも同じくそこにある。入ると出てこられないような
魔法使いがすんでそうなマンション。窓から、老女がいつも外を見ていた。
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通っていた小学校。家から2ブロックしか離れていないのでスクールバスには乗らない。
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校舎の裏口。正面左は体育館。
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ちょうど下校時、親が迎えに来る。そんな時代になっている。
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中学校にいく。左はしが校舎。当時はレンガ造りでないピカピカの
新し建物。いまは天候のせいもあり、寂しげだ。ニューヨークには煉瓦が似合う。
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2019/11/22 

覚えていること

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窓から見えたロン鉄の線路。
窓のすぐ下を電車がマンハッタンまで走っていく。
うるさいはずなのに、楽しみだった。
やはり子供だったんだね。
木には時々リスが遊んでいた。

昔はこんなゴミはなかったような気がする。
2019/11/22 ニューヨーク2日目 Flushingに行く


半世紀がたった

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忘れてしまってもいい町を訪ねてきた。
地下鉄7号線の終点、Flushing Main
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おしゃれな白い靴を買ってもらった店、
おいいしいドイツ人のお肉屋さん
、初めて見たアンティーク風の家具屋さん。
時代を経て有数のアジアンタウンに変わったことは聞いていた。
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駅前はかなり違った雑駁な街になっていたが、5分ほど歩くと
かつて暮らした町の空気が流れてきた。
この道も十代の初めに歩いた道だ。
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昔、ここにLaundryがあった。ウールのセーターをクリーニングに頼んだら

そんなものは自分で洗いなさい、店員のおばさんに叱られた。
日本では自分で洗う人は少なかった時代だ。

時を経て、今、コインランドリーになっている。
本当に変化の少ない都市なのだ。何年たっても昔に帰らせてくれる。時間という違和感が感じられない。
2019/11/22 New York 二日目